母が使用していたおむつはリリーフのMサイズ。
夜中のおしっこの漏れが気になりサイズを小さくしてみたのですが、痩せ型の母でもSサイズのオムツは小さくて合いませんでした。母は身長150㎝未満の痩せ型ですが下腹が出ているのです。
前回の記事でオムツのサイズがやっと確定したところまで書きました。今回はその続き。サイズ以外での漏れ対策の試行錯誤の記録です。
母のオムツはSサイズでは小さすぎため、Mサイズしかないと確信できたことは一歩前進です。しかし、今までもMサイズを使っていたわけなので…ほとんど問題解決してません。
母は寝る前に尿とりパッドを付けるのですが、これも私にはなんだか良くわからない商品なんです。漏れやすい場合は尿とりパッドをつけると良いって口コミに書いてあったので、漏れないのなら…と使っていたのです。
母は3回吸収のパンツタイプのおむつの中に2回吸収の尿とりパッドを入れて眠っていましたが、週に2回程度は腰から背中にかけておしっこが漏れてしまいます。おしっこが漏れる原因は今なら分かります。何が悪かったのか。でも当時は気が付かなかったのです。
そもそも 尿とりパッドの役割は何なのか
大人用おむつと一緒に利用するのが尿とり(吸収用)パッドです。パッドを交換すれば、外側のおむつを換える必要がありません。尿とりパッドは身体の状態や1日の交換回数などに合わせて、さまざまなタイプが用意されています。
尿とりパッドの上手な使い方 - ケアマネジメントオンライン
尿とりパッドを使用するメリットは大きく分けて2つあります。
[1]交換が楽なこと
[2]経済的であること
尿とりパッドの上手な使い方 - ケアマネジメントオンライン
ということで、尿とりパッドは【漏れないように】というよりも、【汚れたらその部分だけ交換できますよ】というものなんですね。
なので、そもそもパンツタイプのおむつは1枚で漏れないように作られているはずなのに、その中にパッドを入れることで機能を阻害していることもありそうです。
(ケース2)もれるので何枚も重ねて使っていますが、それでももれるのですが。
(ご提案)
紙おむつや尿とりパッドを重ねることによってできる厚さが影響して、逆に隙間ができ、モレにつながったりすることがあります。また、重ねて使うと、こんなデメリットもあります。
- あてた紙おむつ・尿とりパッドが全部が濡れて無駄になることもあります。
- 重なった厚みの影響で、ご使用者の体に無理がかかることもあります。
できれば、外側の紙おむつ1枚と、その時の排尿量に適した吸収量の尿とりパッド1枚を合わせて使用しましょう。
おむつのトラブルを解決する|おむつの選び方・使い方|アテント|商品情報|エリエール
母がパッドを使用しはじめたきっかけはおむつの隙間を無くしたかったからでした。おしっこが出た瞬間にきちんと吸収すれば漏れないはずだと思い、パッドを使ったのです。その結果、おむつと股の間の気になっていた隙間が狭くなり、そのおかげで股下への漏れは減りましたが、背中への漏れが解消しないので困っていたのです。
背中へ漏れているとき、よく観察してみると、パッドはおしっこをたっぷり吸収していますがその下のおむつは股のあたりや腰のところが少し汚れている程度。どうして下のおむつはもっと頑張らないのよ~漏らさないで吸収してよ!と思ってましたが、よく考えるとパッドの裏は漏れないようにビニールっぽくなってるので、下のおむつにまでおしっこが行くはずがありません。
尿漏れを解消するためにパッドをやめた
パッドを使った場合、パッドの吸収量がメインの吸収量となって、おむつ自体の吸収量は関係なくなってしまう。2回吸収用パッドで漏れてしまうのなら、いっそおむつの方を5回吸収にしてパッドやめてみたら?パッドを取り付ける手間もかからないし、金額も変わりなさそうだし。
そう思って夜の尿とりパッドをやめ、おむつだけにしてみました。おむつは3回吸収用から5回吸収用に変更しました。
1か月経過後の結果発表→→
おしっこの漏れはありません。未だ1度もないです。本当に嬉しい♪
ただ、パッドをしない代わりにひとつだけ増やしたことがあります。おむつの履き方最終チェックです。
今まではそんなに重要視していなかったのですが寝る前に母に立ってもらって、股の部分のギャザーがきちんとなっているか確認し、そしておむつの背中側上端を(お腹側じゃないです)をもう上がらないってところまでギューと引き上げるようにしました。そうすると腰の上の方まで吸収帯が来ます。ほんのこれだけのことで快適な朝が母と私に訪れたのです!
私が考えた、尿漏れしないおむつとパッドの使い方
今までの経験で私が思うことを挙げてみます。①から順に見ていってください。
①まず使用後のおむつを計ってその重さから尿何回分かを推測し、合ったおむつを使う。
②股下に隙間ができないようにおむつをきちんと上まであげること
③さらに、おむつの背中側上端をギューっと上げて吸収帯がおしり側が長めになるようにする(女性限定かも)
④股下から漏れるならパッドを入れると良い
⑤背中から漏れるならおむつの吸収量を増やす
⑥パッドを何枚も重ねても意味がない→もっと広いものか吸収量の多いものに変更すること
⑦吸収量は肌に一番近いものの吸収量だけを見ること。重ね使いしてるからといって吸収量をプラスして考えないこと
以上です。
①から順に試していったら、どこかでピッタリの方法に出会えるんじゃないかなと思います。
が、まだまだ介護初心者の域を出ない私の考えなので、イマイチだったらごめんなさい。
母は水分をたくさんとる方ではなく、昼間のおしっこの量も多いとは思いませんが夜中のおしっこの量はすごく多いです。朝おむつを計ってみると600gにもなっています。
使用前のおむつは50g、おしっこ1回分は150㏄らしいので母は夜中に約3.6回分のおしっこをしている計算になります。
母の場合、2回吸収用のパッドを使用していたのは大間違い。冷静に順序通り考えて行けば簡単なことなのに、いきあたりばったりで自ら大変な状況に追い込んでいたのでした。
今ではもう、濡れたシーツやパジャマを見てガッカリすることはなくなりました。本当に良かった~。
もし、就寝中のおしっこの漏れに悩んでる人がいたら一度試してみてください