介護用おむつ 夜中におしっこが漏れないためのサイズ選びに苦戦する


母はパンツタイプのおむつで毎日過ごします。日中はトイレで用を足せますし、おむつの上げ下げは母がひとりでしています。

昼間は問題ないのですが、問題は夜です。夜中、母はトイレに起きることなく、おむつの中におしっこをするのですが、この夜中のおしっこが漏れるのです。

以前は3回吸収のおむつとパッドを併用していましたが、どうして?ってくらい漏れることが多かったので、試行錯誤した結果、今では5回吸収タイプのおむつだけを使用しています。

漏れるとお互いに精神的ダメージがありますし、かかる手間も全然違うのでなんとか漏れないようにしたいですよね。今回は5回吸収おむつに落ち着くまでの経緯を書いていきたいと思います。


おしっこが漏れるのはサイズの問題か吸収量の問題か



母はだいぶ痩せて小柄になりましたが骨盤が大きい感じなので、ウエストサイズでいうとSだけどと思いながらMサイズを使っていました。

Mサイズは、はき込みが深くへそ上まですっぽり覆われます。母には少し大きめな印象です。

はき込みが深いため、母はおむつを上までひっぱり上げるのが大変らしく中途半端になっていることも。股の部分がピッタリ合っておらず隙間が空いていることがよくありました。

実は私、漏れの原因をさぐるべく、一度をおむつをはいて眠ったことがあります。

その時とても驚いたんですが、おむつを正しくはいても股の部分はピッタリフィットしなくてスカスカで…すごく頼りなかったんです。スースーしてなかなか寝付けなかったほど。

生理用のナプキンは体に密着するように立体構造になっています。なのにおむつはゆったりしててこんなに隙間があっていいの?これは漏れても仕方ないかもと思いました。

股にフィットさせれば漏れが解消するんじゃないか。Sサイズに変更すれば、はき込みが浅めになって隙間がなくなり、漏れも少なくなるのではないかと考えました。


ワンサイズ下のおむつの問題点



現在使用しているおむつはリリーフのMサイズです。

SとMのヒップ寸法はそんなに違いませんが、長さ(履きこみの深さ)は二つ折りの状態で5センチくらいの差がありました。

小さいサイズにすれば股の部分がフィットするはず。これで漏れの原因解消♪と思ったのですが…Sサイズを履いてみるとウエスト部分が小さいため広がりにくく、おむつを上げるのが更に困難になってしまったのです。

母のウエストサイズはおむつのパッケージ記載寸法の範囲内でしたが、母の体型をじっくり見てみると、ウエストやお尻の肉はあまりついていないんですが、下腹が出っ張っているんです。

ぽっこり出過ぎてるお腹の途中でおむつが止まってしまい、ウエストまで上がらないんです。

母の場合はウエストより下のぽっこり下腹のサイズをウエスト寸法と考えなければいけなかったようでした。母の下腹寸法はパッケージ記載サイズを超えていました。

サイズ選びに失敗したSサイズのおむつは、捨てるのももったいないので、ウエスト部分の両端を少しビリビリと破いてサイズを大きくしてはいてもらいました。


おむつのサイズ選び、注意点はズバリこれ



①サイズが小さいとウエスト部分が広がりにくいので脱ぎ着しにくくなります。

②ウエスト寸法に合わせるのではなく、下腹寸法に合わせましょう。

③小さいサイズにしたからといって、ヒップ寸法はそれほど変わらない。


【メーカーさんへお願い】股上が長すぎると上げるのに苦労するので改良して欲しいです。それとサイズにかかわらず、ウエストはすごく伸びるようにして欲しいな。


母の場合、股が合っていなくてもMサイズにするしかないようです。では、漏れを防ぐには股の隙間をパッドで狭くするか、それとも吸収量の問題か。まだまだ解決には程遠いのですが、その件はまた次回書こうと思います。


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