小学校4年生の割り算のひっ算。学校で一通り習い終わって、さあ来週は最終テスト!という時に事件は起こりました。
今までの小テストは90点台だったので最終テストも特に気にしていなかったのですが…なんと大変!
宿題で出ていた割り算のまとめ的な問題が「ほとんど分からん!」と子供が言い出したのです。
子供と私のやりとりはこんな感じ
商をたてるところはここでいいの?
ここに商がたつの?どうして?違うでしょ
どうした?分からなくなった?
ここは余りの数に0を書き足すんだよ
あ~っ、もう分からん
分からん!(机バンバンッ)
…爆発したな
子供の頭の中で今まで習ったことがグチャグチャになってしまって、初期に習った簡単なひっ算まで分からなくなっていたのです。
混乱した原因を考えてみると、最近習ったのは
●割る数と割られる数の両方に0がついている場合、0を消してから割り算を始めるという解き方。
●上の方法で計算して余りが出た場合、余りの数字の後ろに「消した0の数だけ」0を付け加えるという解き方。
この2つの解き方の登場でおそらく頭の中がパニックになったのでしょう。
解き方を思い出せるようにといろいろアドバイスするのですが「お母さんの説明は分かりにくい!」とか「お母さんは間違ってる!」っていうばかりで話を聞こうともしません。
分からなくてイライラしている時は、説明しても逆効果な時が多いんです…。
子供が自分で頭の中を整理できて納得できるような方法はないかと考えて、こんな問題を作ってみました。
割り算の計算をすることよりも「どこに商をたてるのか」「0を消してから計算を始める」「余りが出たときにどうするか」というところに注目してほしかったので、数字は2と8をメインに使いました。同じ数字を使った方が「解き方のパターン」に集中しやすいだろうと思ったからです。
最低限この問題が解ければ、あとは何とかなるんじゃないかって感じです(笑)
簡単な問題作ったから、してみて
え~めんどくさい。どうせ分からん
たった6問で、すごく簡単だよ。ほら
問題を見せると、子供の顔が少しホッとした感じになりました。
おそらく、答えは4や44などの4が付く数だとひと目で分かったからでしょう。
「やってみるから、お母さんも近くで見てて」とのこと。
その時の実際のノートがこちら。イライラの残りもあって殴り書きで計算しています。
商を立てる場所が間違っていた時は「2ケタになったときはここに商がたつよ。隣の式と比べてみて」と言ってみました。
うちの子供は商を一番左から書こうとします。
桁が増えると商が立つ場所が違ってくるということを簡単に見比べることができたので、子供も「そっか」となんとなく分かった様子。
結局、計算方法を思い出したような出せないような感じでしたが、たった6問だったので爆発せずに解き終わりました。
そして子供に「この6つの解き方だけ覚えておけば大丈夫!」「明日もまた同じ問題するよ。6問だけだからね~」「わかった。明日もするよ」と子供はすんなり納得。
この問題を、所々間違いながらも毎日続けて4日目
お母さん、もう解き方覚えたから問題しなくていいよ。テストはちゃんとできるよ
もうバッチリなんだ~良かったね!
笑顔で良かったねと言ったものの、最低限の超簡単な問題が解けるようになっただけです。本当に大丈夫かな?と思いましたが、解き方が分からないと計算できないわけで…
最後にもっと難しい問題をさせたかったけど「解ける」という自信をもったままテストした方がいいような気もしたので割り算の特訓はこれで終了しました。
(うちの子はすぐ弱気になってしまうタイプなんです)
数日後戻ってきたテストの結果はなんと100点。子供が言ったとおり、ちゃんと出来てました!
子供も「割り算って…なんか好きになった気がする」なんて言ってました。ちょっぴり自信がついたようでホッと一安心したのでした。
先日、本屋さんで見かけて衝動買いした本「なぜ分数の割り算はひっくり返すのか」
解き方を知ってるから答えは出せるけど「どうしてひっくり返すのか」って知りませんでした。
ず~っと疑問に思っていたので、この本の説明を読んで「算数っておもしろいなぁ」ってワクワクしました。
その他にもいろんな問題を分かりやすく教えてくれています。
子供に聞かれたときにうまく説明できるかどうかは不安ですけど^^
自分用に購入 | 気になる本 | ||||
あら?違うよ、ここだよ