介護:簡単すぎて拍子抜け!水分不足が解消した方法


今年もそろそろ夏の気配がしてきましたが、夏に気になるのが高齢者の水分不足・脱水症状ですよね。

我が家の母はほとんど水分を取ってくれず、デイサービスからも「水分摂取が少ないので家でも水分補給をするように促してください」と言われるのですが…飲んでくれません(泣)

水、お茶、紅茶、ジュースなどいろんな飲み物をコップに入れて母に「飲んでね」と言っても一口飲むだけ。薬を飲む時も一口だけ。薬の時は喉につかえるといけないのでもっと、もっとと言って飲んでもらうんですが、一口追加がやっと。


高齢の母が水分摂取を嫌がる理由



飲み物の味の好き嫌いではないようなので、なぜ飲まないのか母に聞いてみました。


飲みたくないんですか?→うん。

おしっこに行きたくなるから?→うん。

喉乾くでしょ?→うん。

じゃ、飲みましょ→返答なし


母の「うん」と言う返事は「YES」の意味じゃなくて、ただの相づちの場合が多いので返事をあまり信用できません。返答なしの場合は「返事が面倒な時」か「NO」の場合です。

飲みたくない理由は不明ですが、飲みたくないのでしょう。

水分摂取が少なくなってきたのは半年ほど前からです。これから暑くなると汗もかくし、どうやって水分を取ってもらうかは重要な問題になってきます。

食事の時の汁物だったら半分くらい飲んでくれるので、毎回汁物を食べてもらうかな、でも塩分取りすぎないかな~と思案中、ふと思いついたことが…もしかして、飲みこみにくいの?

水分を取らないのは飲み込みにくいから?



高齢者が物を飲み込みにくくなったり、むせやすくなったりするのは知っていましたが、母は食事はもりもり食べるし、まだ関係ない話だと思っていました。

でも、試しにコップにストロー差してみたんです。

そしたら、自分からストローでチューチュー吸ってるはありませんか!!
あっと言う間に水はコップ半分以下。なんという盲点。あっさり悩み解消。

それからというもの、コップにストロー差しておけば、母は自ら水分を取っているし、コップの水を飲みほしているときもあって、ビックリです。デイサービスでもストロー使ってもらうようにお願いしたところ、よく飲んでくれるようになりましたとの知らせ。


幼児も高齢者もストローだと飲みやすい



食べ物は飲み込みやすくても、コップを使って水を飲むのは難しいなんて気づきませんでした。確かに、子供が小さかった頃はコップを使えるようになる前はストローで飲んでたので、ストローの方が簡単なんでしょう。

子育てと介護は進行が逆だと分かっているつもりでしたが、母が今どの段階なのか見極めることができていませんでした。

育児本には〇歳の頃にはこうなりますって発育の目安が書いてるけど、介護の場合、ある分野は普通にできるけど、特定の分野はどんどん出来なくなっていったりするので「今どの段階か」っていうのが分かりにくいですよね。反省です。

もし、母と同じようなケースで悩んでる人がいたら、試しにストロー差してみてください。